" /> Netflix『The Keepers』を観て感じた違和感|信仰より組織が守られるとき | 美容家ルネ|50代からの美意識
✧Cinema & Drama Aesthetics

Netflix『The Keepers』を観て向かっ腹が立った|信仰より組織が守られるとき

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Netflix『The Keepers』を観た。

観ながらずっと、向かっ腹が立っていた。

キリスト教にではなく、

私が引っかかったのは

組織化した宗教の構造だった。

私は、かなり無神論者に近い。

「神様なんて、いなくね?」

くらいに思っている。

その一方で、森羅万象には

何かしらのエネルギーが宿っていると

信じきっている。

日本でいう言霊なんて、まさにそう。

だから宗教そのものを否定しているわけではない。

信仰は本来、

個人と神との関係だと思う。

ところが人が集まり、組織になり

そこに権力や金や名誉が絡み始めると

なにやら話がおかしくなる。

守る対象が、

信仰から組織へ変わってしまう。

『The Keepers』では、

シスター・キャシー・チェスニック殺害事件と

カトリック系高校をめぐる

性的虐待の証言が掘り起こされていく。

観ていて腹が立つのは、

被害を受けた人より先に

教会という組織の体面が

守られているように見えることだった。

守るのそっち? 

まるで、国家組織やないかーっ!

腸が煮えくり返った。

信仰は個人のものなのに、

組織になった途端、まるで政党と宗教団体。

もちろん金銭まで動く。

宗教そのものより巨大組織を見ている気分。

そして何より腹立たしいのが、

これだけのことが語られながら

責任を問われないまま

甘々人生を終えた人間がいることだった。

死んだら終わりかよ。

観終わっても、怒りが収まらなかった。

「組織化したキリスト教に反発した人」

そんな言葉で検索していたら、
キルケゴールを見つけた。

彼も、
キリスト教が国家や制度と
一体化していくことに
激しく反発した人だった。

信仰の話をしていたはずなのに、
いつの間にか組織を守る話になっている。

私はたぶん、
そこにいちばん腹を立てている。

そして、顔を見た。

思想も顔も、イケメンやないか。

向かっ腹の立つドキュメンタリーを観たあと、
私は19世紀のデンマークで
好みの男を一人見つけた。

― Lune

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