" /> 58歳、昔のジャケットが今のほうが似合う理由|私もヴィンテージになった | 美容家ルネ|50代からの美意識
✧Elegant Minimalism

58歳、昔のジャケットが今のほうが似合う理由|私もヴィンテージになった

✧Elegant Minimalism

旅行に着ていく服を探していて、

昔のジャケットを何着か出した。

どれも若い頃に買ったメゾンのものがほとんど。

今なら、まず買わない、
というより買えない。

値段もそうだけど、

昔みたいに洋服にそこまでお金を使おうと思わなくなった。


久しぶりに袖を通してみた。

あれれ?
今のほうが似合う。

これが自分でもちょっと不思議だった。

買った当時の私は、今より肉があった。

若いから身体にも張りがある。

そこに、仕立てのいいジャケット。

包みボタン・本切羽・フリンジにシルク混紡。

服そのものが強い。

今の私は、もう60歳前。

肩も薄くなったし、身体の肉も落ちた。

ちょっと貧相になっている。

なのに、その身体に昔のジャケットが合う。

むしろ今のほうがいい。

昔だってサイズは合っていた。


でも今見ると、服と自分の雰囲気が合っている。

若い頃は、身体そのものに力があった。

肌にも張りがあり、髪にも勢いがある。

そこへ、さらに仕立ての強いジャケットを着る。

もしかしたら、全部が元気すぎたのかもしれない。


今は少しずつ肉が落ちて、身体の線を拾わない。

だから似合うのか。

それとも身体ではなく、顔なのか。

年を重ね、若い頃よりいろんなものを見た顔。

その顔なら、メゾンの服の強さに負けなくなったのか。

まだ、よくわからない。


ひとつ言えるのは、

買った当時より今の自分のほうが、

こういう服を気軽に着ているということ。

昔はメゾンのジャケットを着るときは、

少し構えていた。

インナーをどうするか、
バッグの擦れで生地が傷まないか、
服に負けないように、どこか頑張っていた気がする。

今はもう、そんなことをあまり考えない。

手持ちのパンツを合わせる、
スニーカーでもいい、
暑ければ脱ぐ。

そのぐらい。

服は大事に扱っているが
昔ほど、服を自分より上に置かなくなった。

着る私が優位。

これが一番大きいのかもしれない。

若い頃に買ったジャケットが

60歳前になりようやく馴染んできた。

服はずっとそこにあった。

私のほうが熟成した。

昔のメゾンジャケットが似合うようになったのは、

私自身がヴィンテージになったから。

【関連記事】

58歳、昔のジャケットが今のほうが似合う。なぜ?

― Lune

タイトルとURLをコピーしました