" /> 美容液は、成分表より先に指が覚えている|資生堂で思い出した初代ルネコスメ | 美容家ルネ|50代からの美意識
✧Beauty Philosophy

美容液は、成分表より先に指が覚えている|資生堂で思い出した初代ルネコスメ

✧Beauty Philosophy

資生堂のある美容液を試して、落ち着かなくなった。

新しい成分に興味を示したわけではなく、

使用感が、私が最初につくった
「初代ルネコスメ」の美容液に驚くほど似ていたから。

濃密。

塗ってすぐ姿を消す美容液ではなく、
肌になじむまで多少の時間を要する。

けど、
いつまでもベタベタしない。

しばらくすると、何かを塗った膜というより、
人の皮脂膜に似た感触で肌表面へ収まっていく。

「あ、この感じ」

指が先に思い出した。

「お行儀の良い肌」

初代ルネコスメを販売していた頃、

私は美容液を使った後の肌を
こんな言葉で表現していた。

お行儀の良い肌。

妙な表現かもしれないけど、
当時の私には、これが一番しっくりきていた。

ツヤツヤとも、ぷるぷるとも違う。

乾燥して表面が毛羽立たず、
余計なところが暴れず、
肌がきちんと収まっている。

それが私にとって
「お行儀の良い肌」だった。

資生堂の美容液を触った瞬間、
その言葉まで戻ってきた。

初代ルネコスメも、かなり盛っていた

当時の私は、
使用感だけで美容液をつくっていたわけではない。

初代ルネコスメにも、
水溶性と油溶性、
両方のフラーレンをそれぞれ1%配合していた。

日中、肌表面で起きる酸化ストレスまで考え、
当時の私が必要と判断した美容成分もかなり盛り込んだ。

振り返ると、非常に豪華な美容液だった。

私はあの頃から、

時間経過で肌がどう振る舞うか

を重視していた。

美容液を塗った直後より、
疲れて帰宅した時まで肌が保湿され護られているか。

そこから逆算して美容液を設計していた。

成分表より先に、指が知っていた

化粧品を長く見ていると、
知識は頭だけでなく指にも残る。

成分表を見る前に、

「これは好き」

と身体が判断することがある。

今回がまさにそうだった。

資生堂の美容液に触れて、
過去の自分に出会った。

妙な気分だった。

昔、自分でつくった美容液。

現在、資生堂で出会った美容液。

ずいぶん時間は離れている。

それでも指先は、
酷似した感触を見つけた。

私は今、この美容液に惹かれている。

― Lune

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