" /> パリの朝と 本来の速度 | 美容家ルネ|50代からの美意識
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パリの朝と 本来の速度

✩Paris Aesthetic

白い花とレモンティーの光景に
「削らなくても満たされる感覚」が宿っていた。

若い頃は、
足して整えることばかり考えていた。

けど、成熟すると人は
「何を減らすか」で佇まいが変わる。

パリの窓辺に置かれた白い花。
湯気の立つレモンティー。

それだけで
部屋の相貌が整って見える朝がある。

ジョルジュサンク近くの

フランソワ1世通り周辺を歩きながら思った。

手入れされた古い建造物や
時代を越えてきた石造りの外壁が今も残る。

何度も修復されながら受け継がれてきた気配が

通り全体に漂っている。

この光景を眺めつつ

新しいことが美しいとは限らないと。

時間を重ねたものには、
時間を重ねたものだけが持つ澄度がある。

私は、
“増やす美” より
“澄ませる美” を選ぶようになった。


—— きょうは、白い光を選ぶ。——

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