" /> ショップチャンネルデビューの日、私は全部忘れた|それでも売れた理由 | 美容家ルネ|50代からの美意識
✧Elegant Minimalism

ショップチャンネルデビューの日、私は全部忘れた|それでも売れた理由

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2000年までの時代に
シャネルを渉猟した
圧倒的な消費体験。

その後
メゾンブランドで培った審美眼と
ショップチャンネル生放送の現場で得た
実践の知見。

この歳月から見続けてきた

人が動く瞬間の話。

ショップチャンネル生放送。

デビュー前日の打ち合わせで、
準備していたことを笑われた。

そして、
半年近く組み立ててきたものが
全部 一度崩された。

何を信じて話せばいいのか
分からなくなり、

細かく用意していたことも
持っていった言葉も
全部 自信がなくなった。

まったく眠れなかった。

本番では、
何を話せばいいかも分からない。

もう、正直 お手上げだった。

だからデビューは、
気合いで乗り切ったというより

投げ出したような始まりだった。

放送も めちゃくちゃ。

練習してきた洗顔デモも
生放送では初めて。

緊張なのか 解放なのか、
自分でも分からないまま進み

何かが限界突破した。

洗顔デモ中、
口から飛び出したのが

「わはーっ たのしー!」

一瞬、空気が止まり

キャストさんも絶句していた。

でも、放送が終わると
そこそこ数字は取れていた。

今なら少し分かる。

あの日 売れたのは、
準備してきた私ではなく

追い詰められて
整えきれなくなった

最後に出てきた 生の反応だった。

もうひとつ、
デビュー当時に忘れられないことがある。

本番中、

ほとんど話させてもらえない回があった。

キャストさんが一人で流れを作り
質問も 回収も 展開も 全部持っていく。

言葉を挟もうとすると
重なる。

私は昔から、
相手の話を遮ったり
言葉をかぶせることを良しとしない。

会話は受け渡しだと思っている。

だから生放送でも
どこかで呼吸が合い
会話になると信じていた。

でも 結局、

そのまま1時間の放送が終わった。

私はほとんど話せなかった。

放送後、
予算に対し大幅未達。

売れなかった。

その時、確信した。

伝えることと
話す量は違う。

テレビ通販生放送は、
説明の競技ではなく
空気を一緒につくる仕事だった。

画面の向こうに届いていたのは
情報量ではなく、
誰かと誰かが信頼して

受け渡している時間だったのかもしれない。

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