" /> 強く売る商品は なぜ消えるのか | 美容家ルネ|50代からの美意識
✧Beauty Philosophy

強く売る商品は なぜ消えるのか

✧Beauty Philosophy

2000年までの時代に
シャネルを渉猟した
圧倒的な消費体験。

その後、
メゾンブランドで培った審美眼と
ショップチャンネル生放送の現場で得た
実践の知見。

この歳月から見えてきた
ラグジュアリーの話。

売れないとき
人は強く押しに出る。

言葉を増やす。

効果を強調する。

急ぐ。

しかし、
現場にいると
別のことに気づく。

本当に長く選ばれ続ける商品は
強く売られていない。

むしろ
揺れない。

説明は多くない。

急がない。

それでも
少しずつ売れていく。

強く売る商品には
ひとつの特徴がある。

瞬間的。

大きく動く。

しかし、
そのあと
跡形もなく消える。

理由は単純。

強く売るということは
選ばせていないということ。


選ばせていない商品は
記憶に残らない。


記憶に残らないものは
愛着へ育たない。


愛着へ育たなかったものは
その人の暮らしに残らない。

だから私は、
商品を押し出すより
人が自分で選べる余地を
壊さないことを大切にしてきた。

強く売るのではなく
選ばれる力を信じる。

その感覚は
その後の仕事にも残っている。

勤務と起業を並行した私は、

睡眠不足の限界で退職した。

美容家として
走り出した頃

その店舗は
ほどなくして
百貨店から姿を消した。

今思えば、
ひとつの時代が終わり
売ることではなく
選ばれる感覚だけが
私の中に残ったのだと思う。

テレビ通販の現場でも
同じだった。

強く売った商品は
爆発する。

しかし、

次の年には
人の記憶から離れていることも多い。

人は
押されると
心を閉ざす。

押されるほど
自由を守ろうとする。


本当に選ばれ続けるものは、

強く売られていない。

それだけ。

—— きょうは 残るものを選ぶ。——

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