40歳から、ファンデーションを塗っていない。
50歳からはさらに減らして、
粉体だけでメイクしてきた。
日焼け止めもメイクベースも塗らない。
アイクリームも使わない。
それで充分だった。
ところが57歳10か月。
少々、様相に変化あり。
目の下のビューティーゾーンは、
これまでより湿度を上げたほうが良さそう。
でも、ただ潤わせたいわけではなく光は集めたい。
そこで考えたのが、
顔料とオイルを毎回
自分の肌の状態に合わせて調合する方法。
必要なのは、ごく少量だけ。
指先でトントンと置くようになじませる。
スキンケアのあと、
ビューティーゾーンはほぼ一層で終わる。
これがいい。
時間が経過しても乾いた感じにならず
むしろ艶めいている。
目の下のシワが気になると、
アイクリーム、メイクベース、ファンデーション、コンシーラーと
何かを足したくなる。
でも成熟した肌では、
足した一層が悩みを強調することもある。
57歳になって改めて思う。
ベースメイクは「何を塗るか」より「何層にするか」。
人は年齢とともに、足すことを考える。
私は逆に、
自分の肌を見ながら一層ずつ減らしてきた。
そして肌の様相が変われば、また方法を変える。
それは老化への抵抗ではなく、
今の自分を観察した結果。
成熟した美容とは、
決めた方法を守り続けることではなく
変化を見抜いて選び直すことなのかもしれない。
― きょうは、一層で仕上げることを選ぶ ―

