" /> 67歳マドンナ “下着見え”騒動の本質「歳をとると曲も流してもらえない」という言葉を思い出した | 美容家ルネ|50代からの美意識
✧Character Studies

67歳マドンナ “下着見え”騒動の本質「歳をとると曲も流してもらえない」という言葉を思い出した

✧Character Studies

パリ・ファッションウィーク期間中、

リッツホテルから姿を見せたマドンナの装いが話題になった。

ターコイズブルーのアシンメトリーな

超ミニワンピースにライダースジャケット、

編み上げロングブーツ。

歩くたびに裾がめくれ、

ショーツが見える様子がSNSで拡散されると、

「年齢に合わない」という厳しい声が上がった。

一方で、

「年齢だけで女性の装いを判断するべきではない」

と擁護する声も少なくなかった。

過去に私は、

『Erotica』全曲をかなり聴き込んだ。

中でも「Deeper and Deeper」が好きだった。

あのアルバムは、少し退廃的で、

人の内側へ降りていくような世界観だった。

当時、メイクの先生も

レッスン中に流していたのを覚えている。

その場に漂う感性まで学んだ時期だった。

だから今回のニュースも、

「67歳の女性の服装」としてではなく、

長年、自分の表現を更新し続けてきた

一人のアーティストとして見てしまう。

数日前のインタビューで、マドンナは語っている。

「私は多くの挑発的なことをしますが、

そこには必ず理由があります。

それなのに誰も調べようとしません。」

さらに、

「今はみんなが裸だから、裸になりたくない。

私は、人々が行っていないこと、

すなわち考えることや、服を着ることをしたい。」

とも話していた。

その言葉を読んで、

ずっと忘れられない彼女の発言を思い出した。

「歳をとると、曲も流してもらえない。」

トップスターでさえ、

年齢を重ねれば新曲より過去の栄光で語られる。

その現実を 彼女は誰より知っている。

だから今回の一連の出来事を

私は単純な若作りとは思わない。

7年ぶりのニューアルバムを目前に控え、

世界中が再びマドンナを語っている。

プロモーションとして見れば、

成功した話題づくりだと思う。

ただ、考えたのは、

人はいつまで、

自分が評価された「役」を演じ続けるのか。

私は40代、美容家として人前に立ち、

外見や表現で仕事をしてきた。

けど50代になり、

体に「休みなさい」と止められた。

そこで初めて、

私は表現する場所を変えた。

顔ではなく文章へ。

美容ではなく審美眼へ。

表舞台で伝えてきたものを

今度は言葉で残そうと思った。

役を捨てたわけではなく

役を更新した。

だからマドンナを見ていると、

他人事には思えない。

彼女は今も

「見られる人」であり続けようとしている。

私は「読まれる人」になろうとしている。

方法は違う。

けど、年齢を重ねてもなお、

自分の表現で社会とつながり続けたいという願いは、

どこか共通しているように感じる。

成熟とは、

若さを守り続けることではない。

昨日まで評価された自分を

自ら更新していくこと。

マドンナのニュースを見ながら、

私はそんなことを考えていた。

──きょうは、「役を更新する勇気」を選ぶ。──

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