" /> 若さだけでは 届かなくなるものがある | 美容家ルネ|50代からの美意識
✧Beauty Philosophy

若さだけでは 届かなくなるものがある

✧Beauty Philosophy

若いことは、たしかに強い。


空気を変える速さもあるし

その場を明るく見せる力もある。

でも、

長く人を惹きつけるものは

それだけではない。


これは、

年齢を重ねたから分かったというより

私自身がいろいろな場所で

人を見てきた実感に近い。

学生時代を経て社会での人間関係。

また、

一流の場でも

いつまでも記憶に残る人は
“若い人”ではなく
在り方が安定している人だった。

大きな声で目立たなくても
どこかに落ち着きがあり
人への圧が少なく
言葉に余計な焦りがない。

そういう人は、

年齢を重ねるほど魅力が増していく。

逆に、

若さだけに価値を置きすぎると
時間の流れが怖くなる。

ずっと「失わないこと」に

神経を使い続けるから。

でも本来、

人の魅力はもっと多面的なもの。

知性、
品の良さ、
相手への距離感、
何を選び 何を選ばなかったか、
どういう時間を通ってきたか、

そういうものは、
年齢を重ねた人にしか出ない相貌になる。

私は 昔から、
“若く見える”より
“配慮が滲む人”に惹かれてきた。

その人が着ているものより
どう店員さんに話すかを見てしまうし
食事の仕方や

思いやりの気配

のほうが記憶に残る。

たぶん そこに、
その人の人生の向き合い方が出るから。

もちろん、清潔感は大事。
髪や肌を整えることも必要。

でも、ある時期から
「若く見せる競争」に入った瞬間
人は少し不自然になる。

無理に時間を止めようとすると
どこかに違和感が残る。

逆に、

年齢を受け入れ始めた人のほうが
空気がやわらかい。
肩に力が入っていない。

私は、そういう人を美しいと思う。

若さは、遠くからでも見える。

でも、品や知性は
近づいた時にしか分からない。

だから、年齢を重ねることは
失うことではない。

むしろ、
若さ以外の魅力が

育ち始める時間なのかもしれない。

—— きょうは、若さより “空気の美しさ” を選ぶ。——

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