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✧Beauty Philosophy

50代の気品とは何か|積み重ねてきたものが表情になる

✧Beauty Philosophy

50代の気品は、若く見えることではない。
顔の使い方が増えていること。

若い頃の笑顔は、今思えば種類が少なかった。

嬉しい。
楽しい。
だいたいこのあたり。

でも50代になると、笑顔ひとつにも段階がある。

本当に嬉しいときの笑顔。
相手に恥をかかせないための笑顔。
深入りしないための微笑み。
「それ以上は来ないでね」まで含んだ笑顔。

長く生きていると、顔にも語彙が増える。

目つきも変わる。

相手が機嫌を損ねたとか、
少し無理をしているとか、
今日は触れない方がいいとか。

言葉になる前の空気を拾えるようになる。

若い頃は、
気づいたら何かしなければと思っていた。

気づいていても触らない。
必要なときだけ手を出す。

もちろん50代になれば
全員に気品が出るわけではない。

私はそこに気品を見る。

だから50代のメイクは、
若返らせるために盛り続けなくてもいいと思っている。

血色が足りなければ、リップを少し足す。
顔色が沈むなら、そこだけ整える。

全部を塗りつぶさなくていい。

これまで生きてきた顔まで消してしまったら、
もったいない。

私はこっちも、かなり好き。

― Lune

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