先日も前髪だけのカットに、美容室へ行ってきた。
最近は、半月に一度のペースで
前髪だけをカットしている。
髪全体はそのままでも、
前髪の毛先が数ミリ整うだけで、
不思議なほど目元の印象が変わる。
鏡を見るたび、「顔がリフレッシュした」と感じる。
クリニックでメンテしたわけでもないのに清々しい。
若い頃は、
髪全体の長さやカラーばかり気になっていた。
けど成熟世代になると、
人の印象を左右するのは大きな変化よりも、
小さな整え方なのだと実感するようになった。
前髪が乱れているだけで、
どこか疲れて見えることがある。
反対に、ほんの数ミリ整っているだけで、
清潔感が生まれ、
目元まで生き生きとして見える。
これはメイクでは補えない、
髪が持つ力なのだと思う。
大掛かりなヘアチェンジをしなくてもいい。
高価なトリートメントを受け続けなくてもいい。
若いアイドルが前髪へ固執する理由が、
最近よくわかるようになった。
数ミリで顔の印象が変わることを
彼女たちは本能的に知っている。
成熟世代は、
あの熱量まで真似する必要はないが、
「前髪は印象を決める」という感覚だけは、
少し借りてもいい。
私たちは、
前髪という小さな部分に少しだけ手をかけるだけで、
顔全体の印象が驚くほど明るくなる。
年齢を重ねるほど、
美しさは「足すこと」ではなく、
「整えること」に宿る。
私はそんなふうに感じている。
だからこれからも、
前髪を軽視せず
定期的に整え続けたい。
── きょうは、足すより整える美意識を選ぶ。──

