自分を安売りしない人は、
特別に気が強いわけでも、
冷たいわけでもない。
見ていて共通しているのは、
自分を急いで使わせないこと。
時間も、気持ちも、労力も、
相手の反応ひとつで
簡単には渡さない。
頼まれたら、
何でも引き受ける。
雑に扱われても、
笑って流す。
寂しさから、
関係をつなぎとめる。
そういうことをしない。
嫌われることより怖いのは、
雑に扱われることに
慣れてしまうことかもしれない。
自分の価値を
大きな声で言うわけでもない。
ただ、
扱い方で線を引いている。
返事を急ぎすぎない。
無理な誘いに
愛想で応じない。
違和感を覚えた相手に、
長々と説明しない。
「私は私を雑に扱わない」
たぶん、それだけ。
自分を安売りしない人は、
自分の時間まで
安売りしない。

