消費税は、
いつ、
誰が決めたのか。
政権交代のたびに語られるこの話には、
決定的に抜け落ちている
事実がある。
それを知らないまま、
私たちは
「争って見えるだけの政党プロレス」を
見せられてきた。
消費税が上がったのは、
「ある日、突然」ではありません。
日本の消費税増税は、
2012年8月、当時の首相 野田佳彦 のもとで
法律として成立しています。
その法案は、
「社会保障と税の一体改革」と名付けられ、
2014年に8%、2015年に10%へ引き上げることを
あらかじめ決めた設計図でした。
つまり、
後の政権が「上げた」のではなく、
この時点で“上がることは決まっていた”のです。
その後、政権は交代します。
安倍晋三 内閣です。
安倍政権下で、
2014年に消費税は5%から8%へ。
さらに延期を経て、2019年に10%へ引き上げられました。
ここだけを見ると、
「安倍政権が消費税を上げた」
そう見えるのも無理はありません。
しかし、
法案を成立させたのは野田政権であり、
実行したのが安倍政権だった。
これは対立ではなく、
橋渡しです。
野党と与党、
政権交代、
言葉では激しく対立しているように見えても、
制度は静かに引き継がれていく。
政党名は変わり、
スローガンは変わり、
論戦は劇的でも、
根幹の設計は連続している。
この構図を知らなければ、
私たちは
「誰が悪いのか」という
プロレスの観客席に立ち続けることになります。
知ってほしいのは、
誰かを責めるための話ではありません。
政党は、思っている以上につながっている。
そして、
私たちはしばしば
「対立を見せられている側」である、
という事実です。
制度は、
確実に、
引き継がれていく。
その現実を知った上で、
次に何を選ぶのか。
それは、国民一人ひとりの判断です。
本記事では、
評価や感情を
できるだけ脇に置き、
事実関係だけを
並べました。
——
正解を降りた女。
美容の先で、美を生き直す人。
▶ プロフィールはこちら

