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Aesthetic Insights from Cinema & Drama✧Character Studies

メンタリスト|レッドジョンという闇 パトリック・ジェーンの復讐が終わる September— The End of Patrick Jane’s Revenge

Aesthetic Insights from Cinema & Drama

「怪物探し」ではない。

普通の顔の中の闇。

『メンタリスト』に登場する
レッドジョンという闇を考える。

レッドジョンの正体を追う過程で
容疑者は何人も現れた。

皆、
社会的には
まともな顔をしている。

しかし、
表と闇を
同時に持っていた。

それは、
特別な怪物ではない。

人間という
構造そのものだった。

レッドジョンは、
衝動の殺人鬼ではない。

制御された狂気。

承認欲求。
逸脱した遊び。

そして、
優位性を手放さない人格。

彼にとって殺人は、
怒りではない。

遊びだった。

恐怖を作り
相手を追い込み
最後まで支配する。

その世界を
楽しんでいる。

なにより彼は、
恐怖を与えることで
自分の存在を証明していた。

ジェーンと対峙の場面。

あのとき
レッドジョンが放った
奇妙な声。

笑いとも
唸りとも
つかない音。

あの声を聞いた瞬間
背筋が凍った。

それは、
怪物の声ではない。

人間が、
他人を支配した瞬間に出す
歪んだ歓喜だった。

人の心理を支配する男。

ジェーンは、
レッドジョンを追い続け

長年、
自分と似た人間を見ている。


その闇を追うあいだ
CBIの屋根裏に住んでいた。

ソファ
紅茶

そして観察。

彼は、
犯人を追っていたのではない。

人間を見続けて
感情を見せない人物だった。

嘘も
演技も
涙も

全部
他人のものとして観察対象。

しかし、
あの場面だけは違う。

空港。

ジェーンは
全速力で走る。

柵をよじ登り
機内に入り

乗客の前で
リズボンに言う。

「愛してる」

そのとき
ジェーンは初めて
感情を隠さなかった。

全シーズンを通して
一度だけ見せた
あの表情。

もうジェーンは、
復讐だけの人ではなくなった。

復讐は終わり、

そして
人生が残った。

彼は
姿を消す。

誰も自分を知らない
言葉も通じない
小さな島。

観光客の中に紛れ
静かに暮らしていた。

復讐が終わったあと
彼は
世界から降りていた。

ジェーンが完全に自由な時間。

しかし、
その時間は長く続かない。

FBIが
ジェーンを見つける。

そして、
また事件が始まる。

September。

そこには
リズボンがいる。

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