大阪城も、東京タワーも、
いま私たちが
「きれいだね」と言える景色になるまで、
本当に長く、重い時間を通ってきてる。
80年前、
同じ場所にあったのは、
光じゃなくて、
炎と灰と爆音だった。
それでも、
誰かが瓦礫を片づけ、
誰かが石を積み直し、
誰かが、
「もう一度
ここに灯を戻そう」
と、決めた。
私たちの祖父母世代の、
名前も残らない人たちが、
黙って、
毎日、
手を動かしてきた。
その積み重ねの先にあるのが、
あの夜景であり、
あの城。
だから、
あの美しさは、
「観光資源」でも、
「映え」でもない。
時間と、
覚悟の結晶。
そう思った瞬間、
私は泣けた。
これは
ノスタルジーじゃない。
「軽く扱ってはいけないもの」
「一度壊したら、
二度と同じ形では戻らないもの」
その感覚を、
身体で分かっているから。
派手な言葉を使わなくても、
怒鳴らなくても、
静かに大切に思えること自体が、
“守る側”の感性。
我が国を思う人は、
いつも声が大きいわけじゃない。
むしろ、
静かに行動する人ほど、
一番、深く分かっている。
この美意識の軸となる人物像については、こちらにまとめています。
▶ 美容家ルネとは|50代からの美意識を導く美容家