50代になると、
おしゃれや暮らしの判断基準が
少しずつ変わってくる。
頑張り続けることよりも、
その日の体調や機嫌に合わせて
選び直せるかどうか。
それは妥協ではなく、
未来に向けたやさしい判断なのかもしれない。
南禅寺で湯豆腐の日。
京都を少し散歩しただけなのに、
思った以上に体力を持っていかれた。
まだ昼過ぎ。
でもスタミナは正直で、
頭より先に「今日はここまで」と告げてくる。
手にもっていたケリーバッグを
迷いなく斜め掛けに変更した瞬間、
・・・あ、今日のキレイめ 終わったな、と。
朝に思い描いていた佇まいも、
計算していたバランスも、
この時点でいったん解散。
「ちゃんと歩いたし」
「ちゃんと美味しかったし」
「ちゃんと疲れた」
そう思えたら、
言葉はひとつだけ。
ま、ええか。
夕方には帰宅、手洗いうがい歯磨き後
そのまま就寝。
若い頃なら、
こんな一日を
少しだらしなく感じたかもしれない。
でも今は、
体力に合わせて判断を切り替え、
無理をしなかった自分を 肯定している。
キレイめを 守れなかった日ではなく、
自分の機嫌と体調を 守れた日。
そんな一日も、
悪くない。
——
正解を降りた女。
美容の先で、美を生き直す人。
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