昨夜、赤だしに卵を落とした「玉赤」が、
割烹のように美味しく仕上がった。
理由は単純で、九重味噌のおかげ。
ただ、その直前。
私は何十年ぶりかに卵割りを盛大にしくじった。
手元が狂い、殻の外で卵が弾け、
台所一帯が生卵まみれに。
「ガーン・・・」
夜も遅かったこともあり、
「明日、気が向いたら拭こう」と、そのまま眠った。
朝、起きてお台所へ行くと、
そこは驚くほど整っていた。
床もカウンターも、
何事もなかったかのようにきれい。
出勤前の夫が、黙って掃除してくれたらしい。
やったー、助かったー。
思わず感謝の声が出た。
若い頃なら、
気まずさや自己反省が先に立ったかもしれない。
でも今は、
整えてもらった空間をそのまま受け取り、
静かに一日を始められる。
上質とは、
特別な演出ではなく、
こうした何気ない”整い”の積み重ねなのだと思う。
玉赤の余韻と、
朝のきれいな台所。
それだけで、今日はもう充分。
この美意識の軸となる人物像については、こちらにまとめています。
▶ 美容家ルネとは|50代からの美意識を導く美容家

