小麦アレルギーでグルテンを意識しているのに、
つい連れて帰ってしまった──
“ラスト1個のメロンパン”。
昭和の香りがする、
あの少し甘くて、素朴なパン。
私は昔から、なぜかこのパンが好き。
棚にひとつだけ残っていたその姿を見た瞬間、
どこかで
「今日は、いいんだよ~どうぞ!」
と声をかけられた気がした。
50代になると、
こういう飾り気のない甘さが
妙に沁みる。
派手なスイーツではなく、
流行でもなく、
ただ“昔からそこにあった味”。
それはきっと、
今の私にとっての
ご褒美系の幸福なのだと思う。
だから今日は、
年に数回だけ訪れる
「メロンパンDay」。
罪悪感は、ひとつもなかった。
むしろ、
「ありがとう」と言う気持ちで、
静かに味わった。
50代の美容に必要なのは、
完璧さよりもちゃんと満たされること。
我慢し続けることでもなく、
無意識に食べることでもない。
食べたいときに、
きちんと選び、
きちんと味わい、
きちんと終わらせる。
それは、身体にも心にも
いちばん優しい在り方だと思う。
ひとつの甘いものを
丁寧に味わう時間は、
50代の美意識にとって
小さな儀式のようなもの。
「食べる」ではなく、
「味わう」を選ぶこと。
その行為が、今日の私を
静かに、でも確実に整えてくれた。
だから今日のメロンパンは、
ただのパンではなく、
朝の光とともに訪れた
やさしいご褒美。
そして、
こうして夜に振り返るとわかる。
この一口は、
心にも、美的にも、
ちゃんと栄養になっている。
——
美容点数 120点♡

