20代から続けてきた美容習慣があります。
ネイルサロン、まつ毛エクステ、美容点滴、血液クレンジング、
美容内服薬、美容レーザー──
思い出せるだけでも、ずいぶん通いました。
「きれいでいたい」
その一心で、疑いもなく続けてきた習慣です。
けれど50代になったある日、
ふと、その多くを手放しました。
ネイルも、まつエクも、注射も。
気づけば、通う場所が減り、
鏡の前に立つ時間も短くなっていた。
それは、諦めではなく・・・
むしろ、
憑き物が落ちたような感覚。
「足さなければ美しくなれない」
そんな思い込みから、
静かに解放された瞬間だったのだと思います。
50代になって気づいたのは、
美容には“段階”があるということ。
若い頃は、
足すことで完成する美がありました。
けれど年齢を重ねると、
同じ方法が、
かえって重たく感じることがあります。
私は今、
“執着する美容”から
“整える美容”へと移行しました。
外見を作り込むより、
内側のリズムを整えること。
肌を覆うより、
肌が呼吸できる状態をつくること。
白髪は隠す対象ではなく、
光として受け入れ、
肌には軽くお粉をはたく。
シルクに包まれ、
余計な刺激を与えず、
自分の輪郭を大切に扱う。
それは、
美容をやめたのではありません。
美のかたちを、再構成しただけ。
50代の美容は、
「何を足すか」ではなく
「何を手放すか」で整っていく。
その選択ができたとき、
不思議と心も、暮らしも、
静かに整い始めました。
これが、
今の私が選んでいる
50代の美意識です。
この美意識の軸となる人物像については、こちらにまとめています。
▶ 美容家ルネとは|50代からの美意識を導く美容家
