30代の頃、私は中村うさぎさんを夢中で読んでいた。
破天荒で、痛快で、どこか孤独で、その魅力は圧倒的だった。
彼女の言葉は、“女であること”の境界線を軽く飛び越えていた。
美容医療に抵抗がなかったのも 彼女の影響。
「整形もお買い物中毒も欲望のままでいいじゃん」そんな潔さに私は救われていた。

そして今 彼女は難病を患い、心肺停止を経験し、車椅子生活になった。
オムツをつけていることを 自虐的に語り恋愛の話をする。笑
「都落ち」と笑いながら、地方暮らしを楽しんでいる。
なんて可愛らしくて強い人だろう。
美しさとは、整えることだけじゃない。
“壊れても語れること”がある人はとびきり美しい。
私も、50代になって美容を見直した。
ネイルも、まつエクも、点滴もやめた。
でも、整える美は続いている。
香り、白髪、食… これらを静かに整えている。
中村うさぎさんは今も私の憧れ♥
破天荒と成熟のあいだで語る人。
その姿に今日も「ありがとう」を贈りたい。

