パリの朝は、光までもがエレガント。
白と花の香りに満ちる静かな時間は、50代の私にとって
「美意識を静かに磨く旅」そのもの。
朝・昼・夜、すべての時間に美が宿るけど、一日のはじまりこそ、感性がいちばん澄み渡る。
パリ滞在記・全10本のうちの第5話。
時間の流れとともに変わっていく 美意識の旅を綴ります。

白い光がやさしく差し込む窓辺で、カップに注いだ白湯をひと口。
風の香りとともに、パリの静けさが心の深部まで満ちていく。
旅先でも変わらないのは、毎朝「体の声を聞く」という50代の流儀。
今日は何を食べて、どこを散歩しようか──
まずはシャワーで体を目覚めさせる。

今朝はジョルジュサンクのダイニング「Le Cinq」でお茶をいただく。
ミシュラン三つ星の華やぎを湛えながらも、朝の光に包まれた空間は驚くほど優しい。
温まった体を静かに支えるのは、レモンたっぷりのホットレモンティー。
銀のカトラリーが控えめに輝き、白い花が静かに香るその空間で、今日の作戦会議はゆるやかに始まる。

慌ただしい日常の中にも、ホテルの朝のような余白を持てたら、美はもっと深く息づく。
整えられた空間、静寂、凛とした佇まい。
そこにいるだけで、美意識が自然に引き上げられる。

50代からの美は、足し算よりも感性の静けさ。
その原点を、パリの朝がそっと思い出させてくれる。
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